Illustration by 竹藤狐
マイマイでの旅路は、心地のよいものだった。

「やっぱりいいねぇ、マイマイって」
 すがすがしいほどに広がる荒野。そこを横切っていくのは、四匹のマイマイたちであった。ゆれるマイマイの上で、乾いた風がポメたちの鼻をくすぐる。
「こうやってのんびりした旅ってのも、オツだよなぁ」
 ポメとジェコ、二人は仰向けになってすっかり夢心地な気分だ。視界に広がる青空を見ているだけで、目が癒されていきそう。
「まったく……アンタたちももうちょっと、シャキっとしなさいよ」
 ふいに、ロココのじっとりした声が聞こえてきた。顔を上げると、冷たい目でポメたちを睨んでいた。
「ご、ごめん。つい、気持ちよくって」
 ふと、先頭に立つデデの方を見る。ちらりとこっちを見るデデと目が合うと、すぐに前を向いた。
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