それから数十分、同じクラスの子が後から来たり、ポメより先にいた子が先生に呼ばれて行ったりした。
少しずつ、自分の番が近づいている。ポメはひしひしとそれを感じていた。
 今日の森での練習はどんなのだったか、指を動かしてその感覚を思い出す。大丈夫、忘れていない。頭の中でしっかりと思い浮かべることもできるし、イチバンの演奏ができる筈だと信じていた。無の音を奏でるポメの指は、軽やかな動きであった・・・
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