Illustration by 竹藤狐

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 ポメとマニが孤児院に戻ると、大広間では既に料理が並べられていた。
「今日はお客様もいるからね、たっくさん食べなさい!」
 マリエットとジェコが一緒に作った沢山の料理は色とりどりで、育ち盛りの子どもたちを、しっかりと満腹にさせてくれた。
 ポメたちもお腹が空いていたから、全て綺麗に平らげた。
「マリエットさんの料理……なんだか、優しい味だったなぁ」
 マリエットの料理を食べると、ポメはなんだかお母さんを思い出すようであった。
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 夕飯を食べ終えると、外はもうすっかり真っ暗だ。ポメたちは専用の客室を使わせてもらうことになった。
「えっ! オイラたちがいない間に……もう見つけたのかい!?」
 ポメたちは、大きな丸いテーブルを囲むように座っていた。ポメが話をしていたのは、昼の話。ルーチ・タクトのメンバー、アーネスと出会ったこと。それを聞いて、ジェコは驚いて、口をぽかんと開けていた。
「う、うん。でもアーネスさんは僕のことを、どっかへ連れてこうとして……それで、デデやマニに助けてもらったんだ」
 じっと、デデは椅子に深く座り込んで、なんだか難しい顔をしている。

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