Illustration by 竹藤狐
 少し進むたびに、後ろを振り返った。アーネスの姿は見えない。そもそも、人通りも多くなってきたんだ。いたとしても、見つけるのは難しそうだった。
「でもそれはきっと、アーネスさんの方も同じだよね……」
 先頭を走るマニが足を止めると、ポメたちも足を止めた。すぐそこには、デデと食べた団子屋が見える。
 どっと疲れが、襲ってきた。結構、走ってきたみたいだ。
「……それで、一体何が起きてたんだよ!」
 ぜえぜえを息を切らしながら、デデがずいっと迫ってきた。
「ぼ、僕もよく分からないんだよ。アーネスさんから色々と、話を聞いたんだ」
 ポメは何度も深呼吸して、話し始める。アーネスが教えてくれたこと。行方不明になってから、ルーチ・タクトがどうなったのかを。聞いたことをすべて教えた。
「……なるほどな」
 すべてを聞いて、デデは納得したようにうなずく。と思ったら、頭にハテナを作るように首をかしげた。
「でもあの時、お前を無理やり連れてくように見えたぜ。あれは、なんだったんだよ」
「それはだから、僕にも分かんないよ」
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