Illustration by 竹藤狐
 ノウィザーから次の場所へと発つのにポメたちが乗ったのは、三人がゆったりと座れる大きなマイマイであった。初めての旅だとジェコは奮発して、ふかふかの絨毯の敷かれたタイプを借りたのだった。これで、ちょっとの長旅でも疲れることはない。
 後ろを見ると、荒野の真ん中にあるノウィザーはだんだんと小さくなっていく。町のシンボルである噴水も、見えなくなっていった。
 マイマイはゆっくり、次の町へと向かっていく。そんな中、ジェコの大きな声が響き渡った。
「えぇ! お前ら……旅してるってのは、ウソだったのか?」
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