暗闇の中を、ポメは走り続けていた。壁があるかも、床があるかも分からないような道を、ただひたすらに。
体中に何かが触れているようで、ポメは何度も体をふった。それでも何かは体をつかむ。ポメは助けを呼びたくてもまるで喉に栓がしてあるように声がでなかった。
そして、足元からどんどん闇に沈んでいく。まるで水のような感覚が下半身を包み込み、ろくに歩けなくもなっていった。
「……メッ」
上から声が聞こえてくる。暗闇の中で、まるで星のように小さく光るものがあった
・・・
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